クレジットカードというと、発行に時間がかかる印象がないだろうか。実際、申し込んでから1ヶ月後にやっと届いた、なんて経験がある人もいるだろう。
最近では三井住友カードが3営業日のスピード発行をしていたり、オリコカードが8営業日発行を展開していたりもする。しかしそれでも、すぐに手元にカードは届かない。
だが、即日発行できるクレジットカードも世の中にはある。
クレジットカードをどうしても今日から使いたい。そんな時は、即日発行できるクレジットカードを発行するのが良いだろう。
今回は、即日発行可能なクレジットカードの申し込みの流れやおすすめのカードを紹介する。クレジットカードの即日発行を検討している人は、要チェックだ。
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クレジットカードには、即日発行できるものもある
「明日から旅行に行くからクレジットカードが欲しい」「どうしてもクレジットカードがないと困る支払いが控えている」こんな時は、即日発行のクレジットカードを申し込むべきだ。
即日発行は、基本的にネットで一日の早いうちに申し込んで審査完了後に発行店舗で受け取る流れとなる。申し込みの流れや注意点を、詳しくチェックしていこう。
主にネットで申し込んでから、デパート等のカウンターで発行する
クレジットカードを即日発行するなら、基本的にはネットで申し込むこととなる。
ネット上で申し込み手続きを行うと申し込み確認の電話がかかってくるなどしてから、しばらく後に審査結果のメールが来て、あとはデパート等にある発行カウンターに足を運ぶ。
発行カウンターで支払い口座の設定や本人確認などが行われてから、数分~数時間程度でカードを入手できるわけだ。とくに手続きに難しいところはない。
審査時間によっては当日発行できないことも
審査には、時間がかかることもある。
過去のクレジットカードの利用状況や属性(職業や収入、住居の形態など)に問題なければ基本的に当日中に審査が完了するが、何か問題があれば当日発行はできないこともある。
ETCカードなど追加カードを同時発行すると当日発行ができなくなるクレジットカードもある。事前に当日発行の条件をしっかり確認し、万全の体制で挑まなければならないだろう。
また最悪の場合カードの発行を拒否されることもある。その場合は仕方がないので、諦めるのも肝心だ。
本カードではなく仮カードが即日発行のものもある
もう一つ注意したいのは、「即日発行」を謳っているクレジットカードの中には本カードでなくその店舗でしか使えない仮カードが即日発行になるものもあることだ。
仮カードでは、例えばネットショッピングや海外旅行先の実店舗などで利用できない。これでは意味がないと感じる人もいるだろう。
そのためどこでも使えるクレジットカードを即日発行したいなら、発行できるのが「本カード」であることを必ず確認しておこう。
即日発行には時間制限がある場合も多いので注意
即日発行の窓口がデパートやスーパーの中にあるタイプのクレジットカードは、即日発行の受付時間が「19時まで」など制限されている場合も多い。
事前に受付時間を確かめて、時間に余裕を持って手続きを進めたい。審査にある程度時間がかかることも考慮すると午前中、できれば早朝には申し込み手続きをしておきたい。
申込時に記入ミスがあると即日発行が危ぶまれる
基本中の基本だが、申し込みフォームへの記入時に入力ミスがあると審査に時間がかかり、即日発行できなくなる恐れがある。
最悪の場合発行そのものもできなくなるので、即日発行の際は記入ミスに気をつけよう。
本カードを即日発行できるクレジットカード4選
本カードを即日発行できる主なクレジットカードを、4つ紹介する。
それぞれ発行店舗が限られているが、地方に住む人も含め、多くの人はこの中のどれか1つくらいなら即日発行を利用できるだろう。
発行店舗についてもチェックしつつ、即日発行するクレジットカードを選ぶのがおすすめだ。即日発行できると思って申し込んだら、遠くてお店に行けないとなると台無しである。
セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナルは、クレジットカードを即日発行する際にまず検討したい選択肢だ。
年会費 | 0円 |
国際ブランド | VISA、Master Card、JCB |
発行店舗 | セゾンカウンター(パルコなど) |
国際ブランドが3種類から自由に選べるのが第1の強み。利用予定の店で特定のブランドしか対応していなくても、柔軟に対応できるわけだ。
そして貯まるポイントが、有効期限のない永久不滅ポイントなのもチェックポイントである。
今回の発行理由が「即日でクレジットカードを手に入れたいから」となると、将来的に別にもっと保険やポイント還元率などが優れたクレジットカードを発行するかもしれない。
となると、今発行したカードはあまり使わなくなってしまう可能性もあるだろう。そうなるとポイントに有効期限があったら、期限切れで無駄にしてしまう危険性もある。
セゾンカードインターナショナルなら貯まるポイントは有効期限のない永久不滅ポイントなので、将来的にこのカードがメインでなくなってもポイント失効のリスクはない。
そして西友やリヴィンが近所にあるなら、このカードで5日と20日に買い物をすると5%になるのも見逃せない。
将来的に別のカードをメインにしたとしても、使い時がちゃんとあるのがセゾンカードインターナショナルの魅力である。
今回どれを発行しようか迷ったら、とりあえず年会費無料で使い勝手も良いセゾンカードインターナショナルを選んでおくと良いだろう。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードも即日発行可能なクレジットカードで、こちらは国際ブランドがアメックスだ。
年会費 | 初年度0円、2年目以降3,000円(税抜) |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
発行店舗 | セゾンカウンター(パルコなど) |
こちらもセゾンカードインターナショナルと同様に永久不滅ポイントが貯まる。また西友・リヴィンで5%オフの買い物ができることも共通している。
特徴は「海外利用時はポイントが2倍貯まる」「海外・国内旅行傷害保険搭載」といった、海外旅行者に有利なサービスが豊富であることだ。
度々海外旅行に出かけるなら、年会費がかかるもののセゾンカードインターナショナルよりセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードを選んだ方が有利となる。
ただし海外旅行に行かないなら年会費の負担がより大きなものとなるので、セゾンカードインターナショナルを選んだ方が良いだろう。
エポスカード
エポスカードは主にマルイで即日発行できる。年会費永年無料で、こちらも使い勝手は抜群だ。
年会費 | 0円 |
国際ブランド | VISA |
発行店舗 | エポスカードカウンター(マルイ) |
エポスカードではVISAブランドのクレジットカードを即日発行できる。ウェブサイトやアプリから申し込み手続きをして、審査結果が届いたらあとはマルイに行けばOKだ。
ちなみにマルイ以外にも即日発行に対応するエポスカードカウンターは日本各地にあるのだが、全都道府県にエポスカードカウンターがあるわけではない。
そのため即日発行できる人は、けっこう限られてきてしまうのが弱点だ。例えば宮城県には、エポスカードカウンターが1つもない。
エポスカードは即日発行に対応しているものの、即日発行可能な人は結果的に限られることに注意しよう。
さて、エポスカードのメリットは、まず海外旅行傷害保険が「自動付帯」なことだ。このカードで旅費を支払っていなくても、保険を適用できる。
例えば既に旅費は払っていて、明日海外旅行に行く予定。そんな時に現地で使える年会費無料のクレジットカードを保険付きで発行したいなら、エポスカードが良いだろう。
国際ブランドで最も普及しているVISAブランドで、国内利用・海外利用共に役立つ。エポスカードも、即日発行の候補としては魅力的だ。
ACマスターカード
ACマスターカードは、日本全国のむじんくんで即時発行できるのが特徴だ。
年会費 | 0円 |
国際ブランド | Master Card |
発行店舗 | むじんくん |
カードローン機能付きで、むじんくんに行けば即発行できる。クレジットカードとしては、最も手軽に発行できるのがACマスターカードの魅力だ。
ただし、即時発行できる以外にはとくにメリットがない。ポイントシステムもないし、保険や補償も用意されていないのだ。
基本的には今回紹介した他のセゾンカードやエポスカードを発行した方が便利だが、窓口が近所にないなどの理由で発行が難しいならACマスターカードを選ぶこととなるだろう。
まとめ
即日発行できるクレジットカードもたくさんある。大至急クレジットカードが必要なら、即日発行できるクレジットカードを選べば良い。
ただし即日発行には、条件がある。営業時間内に窓口に行く必要があったり、そもそも審査にとおらなければいけなかったりする。
即日発行を申し込む際は慌てず慎重にカードの詳細や手続きの流れを確認し、落ちついて手続きをしよう。あせって入力などをミスしてしまうと、即日発行は不可能になってしまう。