ライフカードは年会費無料のクレジットカードだが、旅行障害保険がないなどサービス的には少々充実度の低い面も見受けられた。
クレジットカードには、年会費が無料や1,000円程度など負担の少ない一般カード以外に年会費が高い代わりにサービスの充実度が高いゴールドカードというものもある。
ライフカードにも、ゴールドカードが存在する。ライフカードゴールドは、最高1億円の旅行障害保険があったりロードサービスが利用できたりと通常のライフカードより充実度の高いクレジットカードだ。
今回は、ライフカードゴールドのメリットやデメリットをチェックしていこう。
ライフカードゴールドとは?
ライフカードゴールドは、VISA、MasterCardの2種類から国際ブランドを選んで発行できるクレジットカードだ。
これが初めてのクレジットカードなら国内外で加盟店が圧倒的に多いVISAカード、メインのカードが別にあってライフカードゴールドはサブ、というのであればMasterCardを選ぶのが良いだろう。
ライフカードゴールドは、名前やカードデザインからもわかる通りゴールドカードだ。通常のライフカードと比べると、当然ながらステータス性が高い。
通常のライフカードは18歳以上(高校生以外)なら誰でも申し込めるが、ライフカードゴールドは入会資格が若干通常のライフカードより厳しい。
23歳以上で、安定した収入を得ていることがライフカードゴールドの申込資格である。つまり大学を卒業した新社会人よりも上の年齢なら、ライフカードゴールドを申し込めるわけだ。
ゴールドカードの中には、三井住友VISAゴールドカードの30歳以上などもっと申込資格が厳しいものも色々ある。
それらに比べると条件は厳しくないが、とりあえずしっかりと働いている23歳以上でなければ申し込めないことには注意しておこう。
ライフカードゴールドのメリット
続いて、ライフカードゴールドを発行して活用するメリットをチェックしていこう。
ライフカードゴールドは、他社のゴールドカードと似たような部分が多い。
しかしポイントをたくさんもらえるシステムがあったり、ロードサービスが使えたりとあまり他社では見受けられないサービスも使えるので所有するメリットは十分にあると言えるだろう。
最高1億円の旅行障害保険あり、ショッピング保険もある
ライフカードゴールドには、最高1億円の旅行障害保険が付帯されている。
国内旅行傷害保険と海外旅行傷害保険が付帯されていて、なんと両方とも自動付帯だ。つまりライフカードゴールドで旅費を支払っていなくても、対応可能なのである。
他社のクレジットカードの場合、ゴールドカードであっても利用付帯が設けられていて旅費をしっかりそのカードで支払っていなければいけないことがある。
ライフカードゴールドなら、複雑な条件がないので安心だ。
そして旅行傷害保険だけでなく、ライフカードゴールドにはショッピング保険も用意されている。
ライフカードゴールドのショッピング保険は、このカードを使って国内外で買い物をした場合に90日以内に偶然壊れるなどしてしまったら年間200万円まで補償してくれるものだ。
保険の充実度は高く、クレジットカードの中でもより安心して日々の買い物や旅行ができるのがライフカードゴールドのメリットと言えるだろう。
空港ラウンジが使える
ゴールドカード系のクレジットカードではもはやお馴染みだが、ライフカードゴールドなら空港ラウンジを使うことができる。
日本各地の空港を利用可能で、海外の空港についてはあまり対応していない。海外の空港ラウンジを活用したい場合は、プライオリティ・パスなどに対応したクレジットカードを別に持っていた方が良いだろう。
国内旅行や出国の際は、空港ラウンジを活用してみてはどうだろうか。
ロードサービスも利用可能、シートベルト保険もあるので車に乗る人は安心
ライフカードゴールドには、ロードサービスが付帯されている。
ロードサービスとは、
・バッテリーが上がってしまった
・タイヤのパンク
・燃料切れ
・落輪
・鍵を車内に綴じ込んでしまった際のドアの開閉
・レッカーでの牽引(20kmまで)
・車が走行できない際の各種対応
こんな時に対応してもらえるサービスだ。車とバイクが対応可能となっている。24時間、そして365日いつでも対応してもらえるのがロードサービスの強みである。
そしてもう一つ覚えておきたいことは、ライフカードゴールドにはシートベルト保険が付いているということだ。
カード会員が万が一偶然かつ外来の事故に遭ってしまったとき、シートベルトをしっかり着けていれば死亡や重度後遺障害時に200万円が補償される。
車関連のサービスが充実しているのは、ライフカードゴールドの強みとなるだろう。
弁護士無料相談サービスも展開されている
使う人は限られてくると考えられるが、ライフカードゴールドでは弁護士無料相談サービスが利用可能だ。
電話や面談で1時間対応してもらえるので、必要になったら活用しよう。
LIFE サンクスプログラム対応でポイントがお得に貯められる
ライフカードゴールドでは、LIFE サンクスプログラムが利用できる。これは、
・初年度はポイントが1.5倍貯まる
・誕生月はポイントが3倍貯まる
・毎年の利用金額に応じて翌年度は最大2倍までポイント還元率が変化する
これらのサービスだ。ライフカードを選ぶにあたり、非常に重要な要素である。
LIFE サンクスプログラムで、初年度はポイント還元率が0.5%から1.5倍で0.75%となっている。誕生月に関しては、ポイントが3倍貯まるので1.5%還元だ。
利用金額が200万円を超えれば翌年は常時1%還元となり、交換元和クレジットカードになる。ライフカードゴールドは、メインカードとして極力このカードに支払いを集約されることでお得となるのだ。
ライフカードゴールドのデメリット
ライフカードゴールドは、メリットばかりでなく気をつけたいデメリットもいくつか存在する。デメリットも踏まえつつ、発行を検討しよう。
23歳未満は申し込めない
なんと言っても、23歳未満が申し込めないのは要注意ポイントである。
ゴールドカードでも、普通に18歳以上や20歳以上から申し込めるものはたくさんある。それらに比べて発行条件が厳しめになっていることは否めない。
とはいえ、年会費が1万円と高額であることを考えると10代や23歳未満にとっては負担が大きいのがライフカードゴールドだ。
この制限は、そこまで大きなデメリットにはならないだろう。
年会費が高額
ライフカードゴールドは、年会費が10,000円(税抜)と高額である。通常のライフカードは年会費無料なので、それを踏まえると1万円まるまる上乗せだ。
年会費が高い分海外旅行傷害保険やロードサービスなどの特典があるわけだが、人によってはこれらの特典なんてまったく不要に感じられるだろう。
ライフカードゴールドを発行する場合、年会費に対して納得しておく必要があることは覚えておきたい。
普段のポイント還元率は0.5%と低め
使うタイミングや利用金額によっては還元率を1%などに高められるライフカードゴールドだが、普段のポイント還元率は0.5%と低めに設定されている。
クレジットカードを発行するにあたり、ポイント還元率を重視する人にはライフカードゴールドは不向きと言わざるを得ないだろう。
ライフカードゴールドはどんな人におすすめ?
最後に、ライフカードゴールドはどんなひとにおすすめかをまとめる。
ライフカードゴールドは万人に使いやすいクレジットカードだが、少々クセもあるので本当に使いこなせるかじっくり検討してから発行するのがおすすめだ。
ゴールドカードでライフカードを発行したい人
ライフカードゴールドは、ライフカードのゴールドカードだ。
ライフカードのLIFE サンクスプログラムなどを気に入っていて、ライフカードでゴールドカードを発行したい人にはライフカードゴールドがおすすめとなる。
単純にゴールドカードの特典の充実などを重視する人には、実のところあまりおすすめはできない。例えばポイント還元重視なら、AmazonMasterCardや楽天カードのゴールドカードを選んだ方が良いだろう。
ライフカード自体に魅力を感じていて、その中でゴールドカード系のサービスに魅力を感じている人にこそライフカードゴールドがおすすめである。
車に乗る機会が多い人は、ロードサービスを活用しやすい
ライフカードゴールドは、ロードサービスに標準で対応している。
クレジットカードには、ゴールドカードでもロードサービス非対応のものがたくさんある。ロードサービスを活用する機会があると考えられる車やバイクの所有者には、ライフカードゴールドがおすすめだ。
できるだけ早くゴールドカードのクレジットカードを手に入れたい人
ライフカードゴールドは、最短で3営業日での発行ができる。
クレジットカードは、発行までに1ヶ月程度かかってしまうなど不便なものも色々ある。それらに比べて、ライフカードゴールドはスムーズに発行できるのがメリットだ。
ただし、あくまでこれは最短での発行日数。審査状況によっては、もっと時間がかかってしまうこともあるので注意しよう。
まとめ
ライフカードゴールドは、ライフカードの中のゴールドカード。VISAカードやMasterCardで発行でき、旅行障害保険やロードサービスなど特典が充実している。
LIFE サンクスプログラムに対応しているので、使い方によってはポイント還元率を上げることも可能だ。とくに誕生月はポイント3倍なので、まとめてこのタイミングで支払いを行いたいところである。
メインカードとしてこのカードをバリバリ活用でき、海外旅行に行ったり車に乗ったりする機会も多い人にはライフカードゴールドへの入会がおすすめである。
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