iPhoneは、格安SIMと組み合わせて「格安スマホ」として使うことができる。これは最新のiPhoneである「iPhone X」や、「iPhone 8」も同様だ。
ただし、iPhoneを格安SIMで使う時には気をつけたいポイントもいくつかある。iPhoneによってはすぐに格安SIMで使えないこともあるため、格安SIMで使うなら購入先を正しく選ぶ必要がある。
今回は最新のiPhoneを格安SIMで使う方法やおすすめの契約先、そしてiPhone購入時や格安SIMと組み合わせて使う際の注意点も合わせて解説する。
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最新のiPhoneも、格安SIMで問題なく使える
まず格安SIMが最新のiPhoneで使えるのかどうかに対する疑問があるかもしれないが、最新のiPhoneシリーズでも格安SIMは問題なく利用できるので安心して欲しい。
ただし、日本で購入できる全ての最新iPhoneが格安SIMに対応しているわけではない。また種類によっては、特定の格安SIMでしか使えないなどの相性もある。
そのため格安SIMで使う場合、購入先は限られてくる。
格安SIMで使うなら、最新のiPhoneは、Apple Storeで購入するべし!
最新のiPhoneに格安SIMを入れて使うなら、選ぶべき購入先はただ一つ。Apple Storeだ。
Apple Storeで「SIMフリー」のiPhoneを購入すれば、基本的に日本で展開されている格安SIMはどれでも使える。また海外旅行先でも、SIMカードを入れ替えて使える。
ドコモなどから最新のiPhoneを買って格安SIMで使う場合は「SIMロック」を解除する手続きが必要になったり、キャリアから乗り換える際の解約金がかかったりするので面倒かつ高くつく。
最初から格安SIMで使うことを決めているなら、Apple Storeで最初から格安SIMに対応している「SIMフリーモデル」を買った方が手っ取り早い。
Apple Storeで新型iPhoneを買うときは、支払い金額に要注意
Apple StoreでiPhoneを購入する際には、一つ気をつけなければいけないことがある。それは、端末価格がとにかく高いことだ。
ドコモ、au、ソフトバンクでiPhoneを買う場合、分割購入と月額割引で端末代金を安く抑えられる。しかしSIMフリーモデルをApple Storeで買う場合、そういった割引はほとんどない。
端末の下取りサービスはあるが、それくらいだ。基本的に割引は受けられないものと考えた方が良いだろう。
またApple Storeではローンを組んでの分割購入も一応可能だが、手数料がかかることもある。基本的には一括購入をすることになるだろう。
つまりiPhoneを購入するときは高額な支払いとなるので、クレジットカードの利用可能額や手持ちの現金に注意しなければならない。
なお2017年発売の最新iPhoneだが、Apple Storeで購入する場合の最大価格は14万円ほどになる(iPhone Xの256GBモデル)。非常に高額なので、購入費用は事前に確かめておきたい。
iPhone XやiPhone 8シリーズでの利用におすすめの格安SIM3選
iPhone XもiPhone 8シリーズも、価格は高い。しかし格安SIMで使うなら通信・通話にかかる費用を削減できるため、月々の負担は大幅に少なくできる。
ここからは、iPhone XやiPhone 8シリーズでの利用におすすめとなる格安SIMをタイプ別に3つ紹介する。
Y!mobileなら、安定した通信速度であらゆるコンテンツを楽しめる
まず検討したいのが、Y!mobileだ。Y!mobileには、
- 通信速度が安定して高速
- 月額料金も、キャリアの半額程度に抑えられる
- 10分かけ放題が標準搭載
主に以上3つのメリットがある。
この中でも、新型iPhoneで使うにあたり重要なのは「通信速度が安定して高速」であることだ。
通信速度が遅いと、アプリや動画、音楽などのコンテンツを利用する際に読み込み時間が長くなってしまう。つまりせっかく最新のiPhoneを持っていても、活かせない。
ドコモなど、キャリアの回線ならこの点心配はない。しかし格安SIMだと、ものによっては速度が不安定なことがある。
Y!mobileについては、ソフトバンクが直々に展開している格安SIMであることもあり、速度が不安定な時間帯はとくに発生しない。
つまりY!mobileと新型iPhoneを組み合わせれば、新型iPhoneの性能を活かしつつ快適にコンテンツが楽しめるわけだ。
ただし月額料金の安さを徹底的に求めるなら、続いて紹介していく二つの候補の中から契約先を選んだ方が良いだろう。Y!mobileだと、スマホ代はキャリアの半額程度にまでしか抑えられないからだ。
DMM mobileを選べば、月々のスマホ代を大幅に減らせる
DMM mobileは、とにかくスマホ代を下げたい人におすすめだ。
iPhoneの購入費用は高い。とくにiPhone Xは、最大で14万円とノートパソコン並の価格だ。
最初に大きな金額を支払うからには、それ以降のスマホにかかる費用はできる限り安く抑えたい。そんな人は、DMM mobile一択だ。
DMM mobileは月額料金がとにかく安い。業界最安値クラスに設定されている。
例えば音声通話ができる3GBプランは、月額1,500円(税抜)に設定されている。つまり1年間でわずか18,000円だ。
これなら新型iPhone購入での出費が厳しかったとしてもだいぶ負担を減らせるだろう。
ただしDMM mobileは、月額料金が安い代わりに平日のお昼や夜などに回線が混雑し、速度が低下しがちというデメリットを抱えている。
そのため最新のiPhoneを徹底的に使いこなせる時間帯は限られてくることに注意したい。
最新iPhoneでLINEやSNSを活用するなら、LINEモバイルも可
iPhoneはカメラ性能の高さも魅力のスマホだ。
そして最新のiPhone XやiPhone 8シリーズは、カメラ性能が強化されているため過去最高に写りが良いと言って差し支えないだろう。
InstagramやTwitterなどのSNSや、LINEにiPhoneで撮影した写真を送ることが多い場合。選ぶべき格安SIMは一つ。LINEモバイルだ。
LINEモバイルで「コミュニケーションフリープラン」を契約すれば、
- LINE
これらのアプリに写真や動画を投稿したときの通信量は無制限になる。
つまりたくさん写真を撮影しても、通信量を気にせずどんどん投稿できてしまうのだ。SNSやLINEとの相性では、LINEモバイルは他の格安SIMどころかキャリアさえも超えている。
最新のiPhoneのカメラ性能を活かした立派な写真をどんどん投稿したいなら、LINEモバイルを選ぶべきだ。
ただしLINEモバイルも、DMM mobileと同様回線が混雑する時間帯があることには注意したい。
写真や動画をスムーズに投稿したいときは、回線があまり混雑していない時間帯を見つけて行う必要があるだろう。
まとめ
今回は、最新のiPhoneと格安SIMの組み合わせについて解説した。
Apple StoreでSIMフリーのiPhoneを買えば、すぐに格安SIMと組み合わせて使い始められる。
SIMフリーiPhoneの購入費用は非常に高くつくのが難点だが、月額料金が安い格安SIMと組み合わせれば月々の支払い額は抑えられる。
ハイスペック・多機能な最新のiPhoneと月額料金の安い格安SIMを組み合わせれば、スマホを便利・快適かつお得に使える。
まだキャリアでiPhoneを使っている人も、今年から格安SIMでの利用に切替えてみてはどうだろうか。